イギリス・itv HD ロンドンの空撮
再度取り上げます。14分と長い動画です。
冒頭、4分ごろ、6分30秒ごろ、9分25秒ごろ、10分ごろにIdentが入ります。
いずれのIdentも16:9の横長な画面の左右目一杯にitvのロゴを引っ張っていくのが特徴です。
9分と10分のIdentの間には感謝の言葉と恐らくこのHD放送の開局に協力したであろう様々な会社名が流れます。
それ以外の時間は延々とロンドンの様々な場所を空撮した映像が流れます。
恐らく本放送前の試験放送時の映像なのではないかと思います。
アイスランド・RÚV
RÚV(Ríkisútvarpið……ラジオの意味)はアイスランドの国営放送局です。
1930年にラジオ放送を、テレビ放送は1966年に開始しました。
以前はSjónvarpið RÚVと名乗っていました(Sjónvarpiðはテレビという意味)が、現在はRÚVが正式名称となっています。
テレビは上記の1局のみ、ラジオ放送はRás 1および2があります。多チャンネル化に積極的な他の国に比べて小ぢんまりとした印象です。
最近のContinuityやIdentにWeatherなど色々まとめた動画です。
冒頭の朝のContinuityでは画面をいくつかに分割し、天気やニュース、ラジオ放送の情報もまとめて表示されています。
朝の9時を過ぎてもそのままContinuityを続けているのが不思議です。日の短い北欧だからでしょうか。
Identはシャツのタグがアップで映し出されるもの……かと思いきや、そこに見える文字はAUGLÝSINGAR(広告という意味)なので、これは恐らくCMの前に流される映像だと思います。
これは後(10分50秒頃とラスト)に別バージョンが流れます。
本当のIdentは風景の画面右側で回転するCGのロゴが左の1/3を青が侵食すると同時にそちらへ移動するというシンプルなものです。
音楽も含めてなかなかかっこいいと思います。
どうもこの動画はIdentからContinuityへ続く部分ばかりを抽出して作られているようです。
DAGSKRÁIN Í DAG(今日の番組)
FRÉTTIR(ニュース)
VEDUR(天気)
中心にロゴが浮かび上がるだけの短いIdentも存在するようです。
また曲の終わりの丁度ではなく、少し余韻があってからロゴが移動するバージョンも。
Identはありませんが1989年のオープニングです。
アナログ時計と文字のみのシンプルなContinuityです。局のロゴはこの頃にはすでに使われています。
やはり英語圏ではないからか、これくらいしか見つかりませんでした。
開局当時の映像があればよかったのですが、残念です。
イギリス・BBC TWOも「しばらくお待ちください」
BBC oneがあるならTWOもきっとあるだろうと検索したところ、派手な放送事故を一つ発見しました。
今年4月5日、番組が中継からVTRに切り替わった直後にブラックアウトします。
4分間のBreak画面から復旧したかと思うとぶつ切り音声のCG映像が流れ再びBreak画面へ。
途中で何度もアナウンスが入り、完全に復旧するまで7分以上かかってしまいました。
この日は天気が悪かったそうです。
おまけ。
これは10月24日のBBC oneのWeatherです。
2分50秒あたりで後ろのCG表示が壊れてしまいまるで接触不良のファミコンのような画面になってしまいます。
しかしキャスターの人はあまり気にせずに解説を続けます。かっこいいです。
イギリス・BBC oneの「しばらくお待ちください」
久々にIdentを見てみようとyoutubeを回っていると、
BBC oneの番組の途中で突然映像が切れてしまう放送事故の動画が多く見つかりました。
なので今回はこのネタでいってみます。
11月4日、North West地方のニュース終了後に画面が切り替わらず、そのままBreak in this Programmeという表示が出ます。
アナウンサーのナレーションの直後に復旧します。
5月3日のBreak画面です。冒頭のやたら疲れた調子のアナウンス、
一瞬復旧したように見えてまたBreak画面へと戻ったりとゴタゴタしているのが分かります。
2月23日、WalesのBreak画面です。赤いフィルターにかけられたIdentが延々と流れています。
同じく2月23日の動画です。番組中突然報知器らしきアラームが鳴り、
その後画面がブラックアウト、Break画面になります。
Break中は音楽が流れずアナウンス以外は無音です。
上の動画と同日ですが同じ番組中のものではない? (復旧までの時間が異なることなど)
今年ではありませんが、10時のニュース開始直後に5.1chの音声テストが流れてしまうミスが発生してしまう動画です。
weatherの画面が突然挿入されたり、一瞬のBreak画面とアナウンスから復旧したかと思えばまた音声テストが流れてしまい
結局番組開始からやり直しとなってしまいます。グダグダです。
日本では今や稀になった「しばらくお待ちください」の画面ですが、
ことBBC oneに限ってもこれだけ見つかるとは思いませんでした。
(9月にTBSで2分間突然番組が途切れることがありました。このときは復旧までブラックアウトしたままでした)
おまけ。次の番組のアナウンスで思いっきり噛みます。
北アイルランド・UTV
UTVは北アイルランドのテレビ局で、元はUlster Terevisionといいます。
itv系列局ですが、スコットランドのSTV同様に独自色の強いIdentを制作しています。
以前itv系列を紹介した際にUTVのIdentも貼りましたが、
2011年からの新シリーズはUDENTSと名付けられ、ウェブサイトにて誰でも視聴することが可能となっています。
再生時と終了時に短いアイキャッチ、また銀行のCMが入ったりと使い勝手はそれほどではありませんし、
実際に放送する際に生で重ねるアナウンサーによるナレーションなどはありませんが、
局ごとにそれぞれこだわりのあるIdentをオフィシャルでいつでも視聴することができるというのは素晴らしいことだと思います。
UTVのIdentは2000年以降からアイルランドの自然や人々を前面に出したものが作られるようになりました。
2001年のIdentをいくつか。
現行の一つ前のシリーズです。局はUTVでもニュースはitv NEWSになるのが面白いです。
ギリシャ・NET
ΝΕΤ(Νέα Ελληνική Τηλεόραση)
あるいは英語でNew Hellenic Televisionは、ギリシャ国営放送(EPT)第2のテレビ局です。
1967年にTEDとして開局後、局名の変遷が多く、EPT2やET2などを経て1997年から現行のNETにようやく落ち着きました。
主にニュースやドキュメンタリーなどを放送しています。
2008年のIdentです。ET1と異なり、人が前面に出ているのが特徴です。
また殆どの場合で青く光沢を放つ衣装が登場します。
1999年のIdentです。
これはニュース番組のもので、まるでパソコンを操作するかのような映像が面白いです。
このIdentはいくつかシリーズになっています。
ニュース内容によって色とクリックされる部分が異なっています。
クリスマス限定のIdentも存在します。
おまけ・1982年のEPT2時代のIdentです。
様々な「2」が重なり合います。また、EPTの文字が角張っていないのが珍しいのではないかと思います。
ギリシャ・ET1
ERT(Ellinikí Radiofonía Tileórasi)
あるいはEPT(Ελληνική Ραδιοφωνία Τηλεόραση)
はギリシャの国営放送局です。
1938年に国営ラジオ局として設立、1966年にテレビ放送を開始し現在に至ります。
英語に直すとHellenic Broadcasting Corporation、ギリシャの放送会社という意味になります。
主な表記はEPTです。
ET1はEPTの主軸となるテレビ局です。
2008年のIdentです。この年からロゴが丸く柔らかい文字になり、
グループ名であるEPTが追加されるなど大幅に変更されたようです。
デジタル化およびHD化の影響でしょう。
注・現時点でHD化はされていないようです。
いずれもCGによるカラフルなイメージを前面に出したIdentsだと思います。
2003年から2007年までのIdentです。
ものによっては現在でも通用しそうなCGが存在しています。
1999年のIdentです。
対してこちらは90年代のIdentです。
これはクリスマスの時期に流れたものとのことです。
一気に昔のCGのような描画になってしまいました。