番外・イギリスの公共広告1
イギリスでは映像を伴う公共広告のことをPublic Information Film(PIF)と呼び、最も有名なものに核戦争が起きた時の対応についての説明をしたProtect and Surviveがあります。テレビでは1960年代から制作、放送されてきました。
代表的なPIFの制作者はCentral Office of Information(COI)という組織によるもので、半世紀近くに渡り子供をトラウマに陥れてきました。
それらはかなり低予算でチープ、かつかなり直接的に内容を伝えるようなものとなっており、広告でありつつもB級のホラーやスプラッター映画にも通じるようなものが多いです。
これはLonely Waterというタイトルで、動画を検索すると大抵トップに出るほど代表的なPIFです。
この頃は川遊びしていた子供の事故が多発していたのかもしれません。
Play Safeというシリーズの一部で、変電所に飛ばしてしまったフリスビーを取ろうとした子供が感電死してしまうというショッキングなPIFです。
この2つでも分かるように、当時のPIFは子供の安全が主なテーマだったようで実際に子供向け番組の時に狙って流されることも多かったようです。